歯の根本を細菌感染から守るための治療法

人間の歯の根本には、様々な神経や血管といった歯髄が存在しますが、虫歯や外傷などによって歯髄が炎症や感染を引き起こす場合があります。炎症などが起こった際に、歯髄が通っている根管に対しての、細菌を取り除くための清掃や詰物などをする治療行為として、根管治療が行われます。歯髄の清掃の過程で、症状が悪化し死んでいる神経が見つかった場合は、歯髄自体を取り除く行為も含まれます。一度治療した根管が再度感染している場合は、感染根管治療として何度でも行われます。

一般的には抜歯を伴わない虫歯の治療として行われますが、患者によって根管の形などが違うなどの理由で複雑な治療となります。よって、患者は何度も来院して、複数回にわたる治療を受ける必要があります。

根管治療は医療保険の対象に含まれる

根管治療自体が高度な医療行為となっている関係もあり、一般的には数万円程度の治療費がかかります。しかし、医療保険の対象となっているため、支払う金額は1回あたり1,500円程度となっています。ただ、数回に分けて通院する必要がある治療行為とされ、実際には数千円程度の出費がかかります。具体的には診察料と詰物の費用でそれぞれ1,000円、レントゲン撮影代金が1,200円が、固定費扱いとなります。値段が変動するのは、神経の切除費用と消毒費用となっています。

神経の切除費用は、部位や回数にもよりますが、500円から2,000円と幅があるのに対し、消毒関係の1,000円は、2度目に通院する場合にかかる費用です。虫歯などの治療の一環で行われる医療行為という点もあり、比較的安価で受けられる治療と言えます。

歯科医院で行われる治療のひとつ、根管治療。歯髄が炎症や感染を起こしたときに必要になる処置です。歯を抜かず延命させる意味でも大切な治療になります。